2017年05月06日

イーゴリ  31歳、クラスノヤルスク市

 私にとって『はだしのゲン』は普通の本ではありません。というのは、白血病を患っている広島の僕の友達からこの本の3巻までが送られてきたのですから。
 私はいつもこの友達のことを考えていました。ですから絵の中の主人公の苦しみを痛切に感じながらこの本を読みました。私はこの本に描かれている出来事が距離を越え、時間を越えて身近に感じられました。
 私は二度広島を訪れ、二度平和公園に行きました。町の外観はすっかり変わったものの、私には56年前のこの地での地獄を想像し、友達の顔を思い出ださせるそのはだしの少年に思いをはせることは難しいことではありませんでした。
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