2007年06月06日

親愛なる中沢先生

 こんにちは、中沢先生。私は韓国人で、ニューヨークのS高校で英語を学んでいます。“はだしのゲン”の漫画の読者としてこの手紙を書いています。私は英語の先生のシャッツマン先生と“はだしのゲン” 4巻を読みました。最初から私は本当にこの本を興味深く読みました。こんなすばらしい文学を出版してくださって感謝しています。
 はだしのゲンの登場人物の中で、私は朴さんがとても好きです。彼が直面している状況は、私の出身国が韓国であることから、理解できます。私はこの大惨事と人々の苦しみについていろいろと聞き及んでいます。私の両親と祖父母の世代は実際にこうしたことを経験しました。この本を読んでいる間、私は人間の貪欲さとそれゆえの戦争についていろいろ考えました。私は韓国人の悲しい歴史と戦争の残酷さを知っています。戦争という惨事の起こった時代に苦しんできたすべての人たちを本当にかわいそうに思います。
 “はだしのゲン”は原爆が広島に落ちたせいで一般の人の辛さ、悲しみについて描かれています。この漫画の一部は状況をよく描いていて私に訴えかけるものがあります。ひどいやけどと放射能の後遺症は本当に恐ろしいものです。歴史の授業から思い出すことがありますが、多くの国は自国の利益を望み、他国のことを気にかけることはありませんでした。自己中心の気持ちが核兵器の開発を引き起こしました。
 はだしのゲンは戦争の悲惨の状況と後遺症について描かれていますが、人間の本質を私たちに教えてくださって、とても感銘を与える文学です。ゲンと他の人たちは愛する人のためにいつも犠牲を払っています。互いを思いやっています。この物語のこうした箇所が読者の胸を打ちます。ゲンは意思の強い少年です。原爆から生き残り、放射能による病気を乗り越え、人々に希望を与えます。彼は人々をとても感動させます。誠実な心はいつも人の狭量な気持ちに感銘を与えます。
 もう一度言いますが、私はこの本を本当に楽しみ味わわせていただきました。4巻読みましたが、他の巻がなるべく早く出版され、読むことができるようになることを願っています。ありがとう。R.
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