「はだしのゲンをひろめる会」から派遣8/3~7日
ゲンのアラビア語版支援を呼びかける旅(報告: 坂東弘美)
【8/3】 広島市文化交流会館 3F 銀河ロビー

●アラビア語版1-5巻と中国語(繁体字)10巻を広島国際センターに寄贈●宣伝用チラシA4 600枚と日本語と英語のスピーチ原稿200枚を並べました。
開会総会・全体会議
●議長団入場 21ヶ国、86名、37団体の海外からの参加。
会議のテーマは「核兵器のない平和で公正な世界のために」。
2時 開会総会。海外代表の紹介。
地球上には14500発の核兵器。国連で核兵器禁止条約を採択させるために奮闘している
オーストリア、キューバ、メキシコ、ベネズエラは政府代表が参加していました。
●主催者挨拶。
オーストリア 欧州統合外務省公使、核兵器・IAEA・CTBTO・NPT課長
ガルフオーファー氏挨拶。
「わが国の憲法は核兵器を原子力とともに明確に禁止している。」●被爆者挨拶
日本原水爆被害者団体協議会事務局次長。
【8/4】 全体会議
●米国とロシアの非政府組織・運動・キャンペーンの共同声明
「我々はそれぞれの政府が近年行なってきた危険で容認できない核脅迫を非難する。ロシアの場合、クリミアの事例であり、アメリカの場合はイランと北朝鮮である。ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツの終末時計は零時2分前に設定された。」議長、ユーモラスな進行。質疑応答もとても活発でフレンドリーな雰囲気でした。みんなの発言から、気象問題と核廃絶は今や地球の最大危機であることをひしひしと感じました。
「はだしのゲンをひろめる会とプロジェクト・ゲンから発言します」。
クルリと回って後ろの漫画を見てもらい、更に募金箱も高く掲げて、アラブ支援の呼びかけをしました。
議長が「はだしのゲンは強力なツールである」と、後を繋いでくれた。
広島の被爆者の方は、内部被爆は30年、50年、100年の単位でしか分からないという発言に声を失います。
午後、分科会。(3会場)
「核兵器廃絶へ共同と連帯の推進--反戦平和、原発、人権、暮らしなど運動とともに」に参加。
発言申請して、チェルノブイリがきっかけで、浅妻さんが「はだしのゲン」をロシア語に翻訳したこと、具体的に話しました。
中澤ミサヨさん宅へ報告に行く。募金箱を見せたら感動されました。
【8/5】 閉会総会
来年はNPT発効から50年。核保有が五大国のみに認められている不平等性を厳しく問う会議でした。
※
国連憲章の平和原則を遵守し対話と外交によって問題を解決することを強く要求する。
核兵器の非人道性を体験した日本は、アメリカの「核の傘」から離脱し、禁止条約を支持し、参加すべきである。
被爆者の平均年齢は82歳を超えた。
人間らしく生きようとするすべての人々とともに「核兵器のない平和で公正な世界」の実現のために力を尽くそう。
【8/6】 広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式
美しい合唱と厳かな吹奏楽をバックに雨の中でも厳粛な式典でした。最後に「ひろしま平和の歌」。生徒の合唱だけでなく、参加者たちも歌っていたことこそ慰霊と思いました。日本語、英語のアラビア応援チラシを平和公園内を歩きまわって配りました。 午後から世界大会。
年々会の規模が小さくなっていて、今年の参加者は1300人と発表されました。
被爆者の代表も年々人数が減っています。条約の批准は急がねばならないです。
フィナーレは「ウィシャルオーバーカム」の全員合唱。
「広島愛の川」の大合唱を特等席で鑑賞。
河原の小さな子が手話の歌を真似ていて、とても清々しい気持になりました。
今年で既に5年目の行事。毎年こんな行事が行なわれていることを天国の中沢啓治さんに伝えたら、どんなにか喜ばれることでしょう。
世界へ羽ばたけゲン、広島の愛の川から!!
posted by プロジェクト・ゲン at 16:48|
ゲンニュース
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