2010年05月03日

原爆展に『はだしのゲン』を展示

 5月3日からニューヨーク国連本部で始まったNPT再検討会議に平行して行われる原爆展に『はだしのゲン』を展示するためにプロジェクトゲンのメンバー2人が訪米(ゲン反核の旅-ニューヨーク編)。国連ホールに展示された『ゲン』は会期終了後、国連図書館に寄贈された
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「反核医師の会」現地集会に参加

 タイムズスクエアー近くのSEIU1199ビルの33階で10時15分から反核医師の会の現地集会があるということで出かけた。ところが会場に着くと、水漏れでエレベーターが故障しているとのことで、急遽会場が変更になった。
 
 会場にはアメリカ側の3人のゲストAmerican Public Health Association (APHA)会長のサイデル医師、NY市医師会組織の会長のキャシー・ファルゴ氏、IPPMW(核戦争防止国際医師の会)の全米中央組織でオルグ活動担当のジョン・ローレンズ氏、韓国の平和ネットワークのキム・マリアさんを含め20名ほどの出席者。

 American Public Health Association (APHA)会長のサイデル医師のスピーチ。
* 「1996年に国際司法裁判所は、<核兵器の威嚇または使用は、一般的に国際法に違反する。>」との勧告的意見を出し、<核兵器禁止条約>の早期締結を目指してきた。日本の医師会が国際司法裁判所に向けて署名を届け、大いに働いてくれた。しかし、核軍縮に動くべきだと決めたのに、現状は何の進展もない。」と、遺憾の意を表明した。

 IPPMW(核戦争防止国際医師の会)の全米中央組織でオルグ活動担当のジョン・ローレンズ氏。 
*今や日米別々に活動している余裕はなく、共同でやっていかなければならない。カール・セイガー博士によれば、気候変動によって10億人の命が奪われる。我々は核兵器による科学的・医学的影響について知った。核抑止論に依存する限り、大きな問題であり、日本は核の傘に依存している。これは目につきやすい目標をわざわざ持っているようなものだ。そうならないよう、ご尽力いただきたい。明日は国連で核兵器が使われた場合、気候変動にどう影響するかという会議がある。ABCCに元いた日系米人のジェームスヤマザキ医師の詩を紹介したい。
 (要旨)長い道程の行進も一歩一歩進んで行けば勝ち取れる。多くの石が落ちてくるが、一つ一つは何でもない。組合の元で手を繋いで行けば、何でも達成できる。一人ひとりバラバラでは何も出来ない。

質疑応答
【質問】核兵器禁止条約を今回の会議で是非締結したいが、アメリカ国民はどれくらいの関心を持って活動しているか。
【会長答】どれくらいの人命が広島と長崎で亡くなっているか知らさないと、人々の意識からなくなっている。それぞれのアメリカ市民でも違う。インド・パキスタン間の小規模な核戦争でも大きな問題であることを小さな子ども達に知らせていくことが大切だ。
【ジョン答】アメリカのメディアの影響もあり、例えばアルカイダのような組織テロならある程度は分かる。その他は無知だ。「自分達の核によって自分たちが守られている」と思っているので、教育していく必要がある。イランについてアメリカ人はイランに核兵器を入手させてはいけない。自分たちが持つことによって困ることになるという意識には及んでいない。

【質問】マーシャル島の犠牲者達は何と呼ばれているか。ネバダとか、他の核実験による被害者はいるか。
【キャシー答】北東部ユタ州のダウンウィンダー(風下の人々)。ビキニなど、政府に認めさせるのにアメリカでは時間がかかった。
【サイデル答】アメリカの癌学会で子どもの甲状腺癌が多く発生していることが認められた。ネバダでの核実験反対デモで多くの人が逮捕されたことで、核兵器の削減に繋がった。

【韓国の平和ネットワークのキム・マリアさんの発言】
*広島と長崎でピースデポのインターンをした。8月16日に韓国被爆者の通訳をして、歴史上あったことを始めて知った。通訳することは辛いけれど、誰かが伝えていかなければならない。一般の韓国人に伝えていかなければならないと思った。犠牲者70万人のうち、10万人が朝鮮人と韓国人。彼らは書くに強く反対する理由を持っていない。韓国は反核の運動がしにくい社会だ。今回の会議に韓国から来た人は少なく、メディアも来ていない。パン・ギムンさんの演説にも、たった一人マイナーなメディアが来ていただけ。私は帰国したら積極的に活動していきたい。

【大阪の医師】毎年韓国に平和活動で行っている。去年はチェジュ島と光州に行った。帰国後、広島の平和センターの解説に中国語と韓国語を入れるよう、中国新聞に投書した。東アジアから反核のうねりを上げていく事が重要だ。

【I国会議員】母親が入市被爆し、広島で育った被爆二世だ。党首と3人の議員が来ている。NTP会議の議長に要請書を出した。世界でイランだけ大統領が来てスピーチをした。日本は外務副大臣しか来ない。北朝鮮の核実験やイランの動きがここ1ヶ月問題だ。核開発疑惑再検討会議の成功に向け、力を合わせよう。

【民医連の医師】会議で被爆者を苦しめるのも助けるのも医者という発言があった。全米の医師の取り組みが出始めたと感じた。

 アメリカ人ゲスト退場後、プロジェクト・ゲンも10分ほど宣伝の時間を頂いた。

 午後から楽しみにしていた<核兵器のない世界へ>「女性交流会in New York」が同じ建物で開催されたが、満員で入場ストップ。ゲンにチラシを係りの人に手渡し、明日の国連international school の授業に備えて早々に帰宅の途についた。
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New York public library

  図書館は石造りの立派な建物である。観光の名所でもあるこの建物の前にはライオンが2頭。1頭は忍耐、あとの1頭は幸運を現しているとHelena さんに教えられる。ここでヘレナさんとマリーさんとはお別れ。NY public libraryはアメリカ最大規模の図書館の一つである。この場合のPublicは公立という意味ではなく公共という意味で、設置主体はニューヨーク市ではなく、独立法人であり、財政的基盤は民間からの寄付によって成り立っているという。
 入館時、ここでも簡単なかばんチェックを受けた。来訪の目的を告げると担当者の女性はPCで検索、するとディスプレイにゲンの1・2巻が現れた。これは5年前、ある日本人篤志家が全米約3000近くの図書館にゲンの1.2巻を寄贈したときのものである。担当者は「購入するのには時間がかかるが寄贈ならすぐに受け付ける。」というので3巻から10巻を寄贈した。この大きな図書館にもゲン全巻が入ったと思うと訪問しただけの成果はあった。
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原爆展

 今回のニューヨーク行きの最大目標は5月3日から28日までNPT再検討会議に平行して行われる原爆展でのゲンの展示であった。来館者にゲンを是非知ってもらおうと、気合を入れてのニューヨーク入りであった。原爆展は日本被団協の主催であり、私達はその一角でゲンを展示することになっていた。先日の疲れもあり当日到着したのは10時過ぎであった。
 今回もセキュリティ・チェックを受けて会場に入る。館内にすでにかなりの来訪者があった。 到着直後、被団協側から場所的な問題で、展示は6日からにしてほしいとの要請があり、代替案として5月28日までの原爆展開催期間中は全10巻とチラシを展示し、
 それらの本は国連か、学校に寄贈することにする、ということであった。
 いささか拍子抜けをしたが、考えてみれば他団体主催の原爆展にゲンを置かせてもらうことだけでも有難い。「石川県原爆被災者友の会」事務局長の西本多美子さんの尽力大である。
 私達はしばらく会場に留まり来館者にチラシ配りをしていると、ジャーナリストらしい1人の日本人女性が近づいてきた。NY在住の映画プロディユーサーSさんという方である。ゲンのフアンで、「今日は別の用事で来ているが是非何か協力できることがあればいってほしい」、といって名刺を頂いた。
 今、私達はニューヨークでゲンの種まきをしているのだと強く思った。すぐに結果は出なくても先ず『はだしのゲン』という優れた平和の教科書があるということを国連の中でアッピールできたことは、後に大きな成果となって現れるであろう。種の成長を見守ろうと思う。

 実はHelenaさんとは原爆展会場で11時ごろ会うことになっていたのだが、事の顛末ですっかりそのことを失念していた。先ずはゲート前に陣取っているマスコミ各社にアタックしようと会場を出た途端、友人達と一緒に行列に並んでいるHelenaさんとばったり。まさに天の配剤としか言いようがない。
 マスコミは私達が近づいてゲンのPR をしても12時のニュースのためであろうか、緊張状態で目もくれない。
 <腹が減っては戦はできない>、ということで先ずは腹ごしらえ。そこで作戦を練った。
 チカさんは折に触れてアドヴァイスしてくれた。平和活動家のHelenaさんは国連で働いていた経験を持つ。5ヶ国語を話すそうである。Helenaさんの友人76歳フランス人のマリーさんと5人でレストランへ。結局、Helenaさんのアドヴァイスで図書館をターゲットとし、先ずはNew York public libraryを訪れることにした。食後、私達は図書館へ向かった。
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